前期の反省
成績が発表されました。以下反省。語学とスポーツ実習除く。
○西洋文学
これは満足。レポートもそこそこ満足いくものが書けたし、授業に対するコメントも何度かとりあげてもらえたし。
どうせなら、もっと余裕を持ってレポートを書くということがしたい。というか、するべきだ。参考文献も、テーマに直接関係ある一部の部分しか読んでいないし。
一回だけ、受講生のなかから立候補した人が発表をした回があったけど、よかった。刺激になります。
内容は、人の「目」「眼差し」をメインテーマに据え、西洋の文学作品のみならず、絵画や映画などを通して考えていくというものでした。面白かったです。
印象派絵画についての講義は、基礎演習の授業とも関連づけることができました。
先生の専門の影響で、仏ベースなのもなんとなく嬉しかった。フラ語とってるからね。
○基礎演習A
ゼミ形式、表象文化コース。美術史専門の先生が担当。ベラスケスからウォーホルまで。前期の授業のなかで一番活き活きしてた。とても良い環境で、大学に来てよかったとしみじみ思えた。
発表中心だったのでテキストの内容にはあまり踏み込まなかったけど、面白そうなので是非読まねば。
○文化基礎論e
試験は小論文形式でしたが最後まで書けませんでした。スピードをあげよう。でも書いたことはそれなりに評価してもらえたようです。これからは得た知識をもっと自分のなかで昇華させよう。講義の内容は、前期に受けたもののなかでも特に、自分のやりたいことそのものだった。
○文化のダイナミズムIA
都市論。ヨーロッパを中心に。
レポートはあまり全力を注げなかったけどAとれた。ベルリンについて書きました。都市は非常に複合的なもの。語りどころがありすぎると同時に、魅力もあるそうな。基礎演、美術史(、地理学も?)の授業と関連。
○キリスト教学
単位落とした。再履修…☆
とはいえ、チャペルにはそこそこ積極的に行きましたし、「信仰心とは何か」が少しはわかったような気がします。宗教画の解釈をするのにキリスト教精神の理解は当然必須なので、美術史の授業とも関連アリ。
文化を学ぼうとするとき、世界について考えるとき、やはり宗教の問題は重要であるはず。
以上が、前期で修了の科目でした。通年科目についてはまた。
久保ミツロウ『モテキ』1巻
これもまた、とてもゼロ年代的な空気の最中にあるマンガだと思う。
主人公も周りの女性も趣味がある程度オタクだのサブカルだのに寄っているのがナチュラルなこととか、そこかしこにみられる、先人の漫画家達へのリスペクト精神とか。すごく青年漫画的だし、って青年漫画だから当たり前だけど。作者と読者があるフィールドを共有しているのが前提になってるわけで。それは別にこの漫画が特別そうだっていうんじゃなく。とりあえず、すごく今風だなと思う。
「もうすぐ三十路の俺にモテ期到来」というハーレム設定からしてループ型漫画かと思ってたけど、フタを開ければなかなかのストーリーもので、そこは好感度高かった。
なんにせよ良い童貞漫画でした。それなりに続き楽しみ。
まあ一番騙されたのはあとがきですが(笑) ぜったい私と作者の方の嗜好同じだと思う(笑)
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「気持ちの成長」という観念はありえるのだろーか
知性や感性においてでなく、もっと原理的即時的な気持ちにおける成長とは
私は今までの人生で、深い悲しみや、絶望的な喪失や、恋の確信などを得たことがありません。そのことが、私という人間の薄っぺらさを基礎づけているように思えてならない。軽薄であるし、すぐひとを軽蔑する。これはなにも私の自己嫌悪癖を表すものではありません。私はけして自分が嫌いではありません。ここ数年の自分の成長といえば、「寂しい」や「羨ましい」という気持ちを知ったことでしょうか。